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福山市の紹介
福山市は広島県東部に位置し,「100万本のばらのまち福山」として春や秋のシーズンには市内の至るところにばらが咲き誇る,せとうちの中心部です。観光名所である潮待ちの港・鞆の浦(とものうら)は,1600年代から1800年代にかけて将軍が国を治めていた江戸時代の街並みが色濃く残る風光明媚な場所であり,日本遺産・ユネスコ世界の記憶・重要伝統的建造物群保存地区の3評価を受けている国内唯一の地域です。新元号「令和」ゆかりの大伴旅人も鞆の浦を訪れており,三首の歌碑も残っています。 また,JR福山駅から徒歩すぐに位置する福山城は,徳川家康の従弟・水野勝成(みずのかつなり)が初代藩主として築城し,このまちのランドマークとなっています。2022年には,築城400年の節目を迎えます。福山城の天守は1945年の空襲により焼失しましたが,築城当時の姿を残す伏見櫓(ふしみやぐら)と筋鉄御門(すじがねごもん)は国の重要文化財に指定されています。その他にも,国宝明王院や国の特別史跡である廉塾(れんじゅく)など,福山市には歴史と文化を感じることができる場所が数多く存在します。
文化財一覧
福山城
城
国の重要文化財に指定されている伏見櫓は、福山城着工前年の1619年に廃城となった、京都の伏見城から移築されたものです。伏見城は豊臣秀吉や徳川家康といった天下人が住んでいた城です。 櫓(やぐら)とはもともと城の防御や見張りのための建物で、武具や日用品などを入れる倉庫としても使用されていました。伏見櫓は三重三階の大型櫓で・・・
中道山円光寺 明王院
寺社
明王院の前身・常福寺は、807年に仏教・真言宗の開祖である高僧の弘法大師・空海が創設したと伝わっています。しかし、詳しい記録は残っていません。 明王院は創建当初少し離れた場所にあり、1600年代には荒廃していましたが、1619年に初代福山藩主・水野勝成がこの地に入り、藩の祈願所として再興。さらに第三代藩主の勝貞が常福寺・・・
備後一宮吉備津神社
寺社
吉備津神社は806年に創建された歴史ある神社です。この地方一の有力神社であることから備後国一宮と呼ばれ、地元の人からは「一宮(いっきゅう)さん」と親しまれてきました。 1229年と1332年の2度火事にあいましたが再建。 1648年には、初代福山藩主である水野勝成が本殿(国の重要文化財に指定)を建て替えました。7月に一・・・
沼名前神社
寺社
国の重要文化財に指定されている沼名前神社の能舞台は、福山藩初代藩主の水野勝成が当地に赴任して福山城を築城した際、着工前年の1619年に廃城となった京都の伏見城内にあった伏見櫓とともに、幕府から拝領しました。伏見城は、関白となって天皇に代わり政治を行った豊臣秀吉が住んでいた城です。 この能舞台は部下の将兵の慰安用に戦場に・・・